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指先の達人から 

2008.01.24

教室の生徒さんの中には、お花以外にもそれぞれの趣味を極めた方がいらっしゃいます。その中で、今回は、編み物とお人形作りの達人お二人をご紹介いたします。毎度のんびりコラムで、夏の写真などもありますが、素敵な作品をご覧下さいね。

最初の達人は、Hさんです。以前のコラムで、眠たそうなあみぐるみのネコちゃんをご紹介させて頂いた方で、それが2006年の事。それから、2007年夏、冬、すでに2008年も!その手仕事に魅せられる事になりました。

2007-12column 07.jpg 2007-12column 06.jpg裏地も素敵!

季節に合わせて作って頂いたバッグは、娘共々、本当に重宝に使わせて頂いています。また、先日のレッスンでは、同じクラスの生徒さんにもあみぐるみをプレゼントして下さいました。

amigurumi.JPG 仲間たち。耳の丸い子は、今年の干支君。

それぞれが、マント、ドレス、ポシェットなどでおしゃれし、スカートの下には、レース編みのペチコートまで身に付けているのです。その可愛らしい事!もう、たまりません…。当日お休みされたAさんの言葉を借りれば、『ほっこりと温かい』Hさんは、人を楽しく、幸せな気持ちにさせる達人とも言えそうです。

そして、もうおひとりはKさんで、人形作家の米山京子さんの教室に長く通われている方です。昨年の夏頃、ご家族の看病で、教室をしばらくお休みされていたのですが、また、来ていただけるようになりました。その復帰が何より嬉しく、また仲間に加わって頂いたのですが、その時プレゼントして頂いたのが、こちらのお人形です。
2007-12column 03.jpg

ご本人は、「手元の材料で作ったので…」なんて、おっしゃりながら手渡して下さいましたが、私は特別嬉しかったです。と言うのも、ちょっと思い出があって、20数年前、米山先生のお人形のファンだった叔母に、アトリエまで行って買い求め、贈った事がありました。その時と同じ、特徴のあるあどけない表情が懐かしく、私の所にもようこそ!なのでした。洋裁などもされると伺い、ある時、バックからさっとメジャーが出て来たのには、『でっ、出来る』と、驚きました。

最後に、私の友人。再度の登場です。
彼女には、前にも、手作りのアクリルスポンジと石鹸を頂き、最近、また送ってくれました。今回は、色違いでハート形…、とっても、らしいです。このさり気ない心遣いは、元気も一緒に贈ってもらったよう。思い返せば、器用な彼女には、三角おにぎりを習い(※高1の夏まで丸くしか握れなかった)、クリスマスに間に合わない手袋を片方編んでもらい(※但し、仕上がりに差があり過ぎ…)、とうとうウエディングドレスまで作ってもらったのでした。ホント、たくさんお世話になりました。

そして、そんな私ではありますが(笑)。
今、こうして手仕事を生業としているのですから、何だか人生は不思議…。つくづく、思います。