2009.01.01
あけましておめでとうございます。2009年の幕開けを、ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団が奏でる、優雅なワルツに乗って迎えた私は、今夢から覚めたように、日常に戻されています。(笑)シチュエーションはすっかり普段のまま、今年最初のコラムは、年を越した『ジルヴェスター・コンサート2008』での高揚感を言葉に置き換え、新春のご挨拶にさせていただこうと思います。
コンサートは『伝説の指揮者』とも称されるルドルフ・ビーブルの指揮の下、オペレッタとワルツをふんだんに盛りんだ贅沢な構成で、それはそれは楽しいものでした。31日10時からスタートし、曲の終わりと共にカウントダウンという計算された素晴らしい演出。そして華々しく鳴らされたクラッカーの後、新春をお祝いするワルツ、最後は、軽快な行進曲で締めくくられたのでした。興奮と一体感に包まれた会場と、終始踊るように楽しげだったマエストロが、新年のスタートを何だか明るいものにしてくれました。昨年からの世の中を取り巻く情勢を思えば、尚更そんな風に感じ、ストレートに気持ちに反応したのでした。
無事年を越し、お正月を迎えられた事、たったそれだけのシンプルな事にまず感謝。そして、あの行進曲のように逞しく、マエストロのように楽しみながら、今年は進んで行きたいと思う元日の私です。
皆様の素晴らしい一年にも、学び、触発されつつ、今年を過ごして行けたらと思います。
どうぞ宜しくお願いいたします。