2007.06.30
レッスン後のティータイムも、楽しみなひと時に。
そんな思いに、極めて個人的な嗜好も絡めて、毎月のおやつを選んでいます。
先月は、新茶の時期に合わせて、緑茶餡のお饅頭でしたっけ。
さて、今月は…。
ちょっとしたハプニングで、多分忘れられない逸品となったおやつのお話です。
ハプニングといっても、日曜日のレギュラークラスだけの出来事。
以前コラムでもご紹介した、鎌倉『こ寿々』さんのわらび餅を、
クラスのHさんが当日のお菓子にと、わざわざ手配して下さいました。
実は自宅教室の時、Hさんから頂いたのが最初の出会い。
私がその美味しさをレッスンで熱く語り、盛り上がってのお心遣いでした。
Hさんは「私が取り分けますね」と、紙皿に黒文字まで持参して。恐縮です!
ところが…。午前着指定が、何故か、届かない!
気の毒な事に、Hさんはもうレッスンどころではありません。
それにしても、何故?運送会社さんも信頼出来るところです。
ふと「父の日だからでは」と声が上がり、「そうか!」となりました。
しかし、すでに1時近く、今回は、皆さん時間内に仕上がりそうです。
何度も確認の電話を入れ、やっと連絡が来たと思ったら、
「スミマセンッ!あと30分位で…」「!!!」
代わりのクッキーを調達するも、全員がわらび餅を待ってくれる事になりました。
さて、その後の展開は、ちょっと笑えます。現場をご想像下さいね。
汗まみれのドライバーさんから届けられた箱を奪取し、待ち構えたHさんに!
もう、コントみたいなスピード感です。
「先生、ボールあります?」「ボールはないけれど、これで!」
小鍋を渡した場面を目撃した生徒さん達、「こっ、これから作るの!?」と大慌て。
いえいえ、出来立てほど包み紙から剥がれにくく、流水に潜らせながら取るのだそう。
安堵感と同時に爆笑の一幕後、きなこ、黒蜜と係りが割り振られます。
素晴らしい連携、待ちかねたわらび餅。「いっただきまーす!」「美味しー!!」
それにしても、Hさん、お疲れになった事でしょう。スミマセン。わらび餅、絶品でした!
レッスン後、実家の父に電話を入れます。
父とは、すごく仲が良いのですが、本当にうっかりしていて、
今年は、わらび餅に救われました。
お父さん。こんなトホホな娘ですが、これからもひとつよろしく!
仕事?仕事は(多分)ちゃんとやってます…うっかりのないよう心して。ハイ。