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優しさに包まれたなら

2008.02.11

2月のイベントと言ったら、バレンタインデーでしょ。本来の目的に関わらず、何となく浮き立つ恒例行事ですね。チョコ好きとしても見過ごせないデパ地下は、今年もなかなかの充実振りでした。そんな本番を直前にしてご紹介したいのが、クリエーションクラスTさんの作品です。すっきりと甘過ぎず、これぞ大人のバレンタイン!シンプルなハートが、控えめに見え隠れしています。こんなアレンジで迎えられたら、ダンナ様は泣いちゃうかも…。大袈裟でなく、引き算されたバランスがいいですね。

Tさんの作品は、その温かなお人柄そのままに、いつもとってもチャーミング。今回は、他にも幾つかご覧いただきたいと思います。

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テーマによっては、大人のファンタジーや遊びゴコロが満載で、なんとも言えない心地良さです。但し、ご紹介させていただいた作品は、いわゆる大作とは、少し違います。もちろん、大作もお作りになりますが、気負いなく、楽しく表現されたアレンジばかり選んでみました。その回りでは、きっと色々な会話が生まれそう、そんな気配を感じさせてくれるところがいいなと思えるラインナップです。

フレームアレンジの時は、『リボン使い』が課題で、この頃から、少しずつ、弾けてこられたような。(笑)くるくるとリボンに表情を加えながら、「角も付けちゃおうかなぁ」とおっしゃるのです。えぇ~!?
次は、『子供の落書き風』、ぐっと大人っぽい夏のアレンジを挟んで、9月は、『カラーパレット』。画像はありませんが、パレットは、紙等で手作り、持参されました。

ボランティアで朗読もされていて、いつも穏やか、大人の品格を漂わすTさんが見せてくれた茶目っ気には、最初ちょっと驚きましたが、今では毎回楽しみのひとつに。クリエーションクラスならではのイメージ作業は、こんな自由な発想から入って頂きたいところです。

さて、今年のバレンタイデー。肝心のチョコレート、私は、購入済み(=手作りではない)です。息子には、受けを一番にセレクト。外国のショコラティエによるものですが、一粒ずつ違うユニークなお面のようなデザインで、選ぶ際、こんな会話が取り交わされました。「これは、他とは絶対かぶりませんよ!」「確かに!」夫には、味、ラッピングとともに、ボリュームも重視して。ほとんど、自分用になりますから。すれ違った方が、「三千円位で、量も欲しいのよね~」には同感です。Tさんの作品で、せっかく優しい気持ちになれたのにね。なんとも現実的。それでも…、少しは照れてもらいましょう!

ハートフルで『ハート降る』なイベントに…って、書いていて、大いに照れるでしょ!!

追記 
Tさんには、私が『口唇ヘルペス』になった時、顔の肌色に実に良く馴染み、絆創膏のように目立つ事もない医療用のテープをいただきました。これはもう私のお守りです!