2008.08.28
こんなにも雨が続くと、毎日苦々しく見上げていた夏の太陽が、ちょっぴり恋しくなったりするから不思議です。夏休みも終わりに近づいている子供達なら、尚更そうかもしれません。考えてみれば、ダラダラ過ごしても、大目に見てもらえるのは、暑さの恩恵と言えなくもないですからね。いや…、この時期のんびり出来る子は、そういないか!?少なくとも、私は、必死でした。『夏休みの友』なんか、友達じゃないよーと、叫んでいたちびまる子ちゃんには、大いに共感です。(笑)宿題も塾も親子共々関係なかった時期は、夏を丸ごと楽しめた貴重な時間。木曜クラスKさんのお人形を眺めながら、そんな懐かしい思いに駆られたのでした。
Kさんのお人形作りのキャリアは、丁度ドライフラワーと同じなのだそう。以前のコラムでもご紹介させて頂いたのですが、今回は木曜クラスの皆さんにも作って来て頂きました。お休みされていた方の分もちゃんとお預かりしていますので、来月楽しみにいらして下さいね。このシリーズは全部で12体、12色のパイルに包まれた子供達です。中には、ちょっとすねた表情の子もいて、そのあるがままな感じがたまらなく可愛らしいのでした。
一方で…。朝のワイドショーで取り上げられていた映画、『闇の子供たち』(江口洋介主演)は、当初単館系の上映だったのが、上映館も増え、異例の大ヒットになっていると伝えていました。先月、『ぐるりのこと』(リリーフランキー主演)を見に行って、予告編を見たときは、あまりにも重いテーマが衝撃的で、見るタイミングを探っていたところでした。世の不条理、子供の笑顔の格差はあまりにも大きい。これは、間違いなく、大人の宿題。
夏の終わり、もう少し青空が広がりますように。