2008.09.07
今日も突然のゲリラ雷雨。この秋は、こんな激しく気まぐれなお天気に振り回されながら、始まってしまった感じですね。そして、連日の量産体制の中、いく晩を稲妻と共に、アトリエで過ごした事でしょう。それでも、『忙中、閑アリ』で、ひと休みをちょいちょいと挟みながらの作業で、実際は、偉そうに言うほどではありません。集中の繋ぎ目になる一服を楽しみながら、やっと先も見えてきたところです。今夜は、このところの私を支えてくれたと言っても過言ではナイ!とびきりのスイーツのご紹介です。何と言っても『日本一手に入りにくいクッキー』、または、『幻のクッキー』とも称される逸品なのですから。
極論するなら、今の世の中、お金さえあれば大抵の物は手に入るのでは、と思います。ところが、そこにもうひとつ、『信頼関係』と言うファクターが加わると、欲しいだけでは叶えられない場合もある…。『村上開新堂』のお菓子は、そんな筋の通った銘菓です。ご紹介がないと手に入らず、また時期によっては、予約が叶っても直ぐには入手出来ないと、私にとっても幻だったクッキーを、なんと、生徒さんのご主人のお母様から、思いがけず頂戴してしまいました。本当に、恐縮です。
この下にも沢山の種類がありました!
8月の火曜クラスのレッスン後、Iさんが、お母様からと渡して下さった包みには、名前だけは知っていた格式ある屋号が!そして、きりりと結ばれた紅白のリボンをほどき、ピンクの缶を開くと、そこには、知らなかった世界が広がって…。とにかく何種類ものクッキーが整然と並んだその様子に、最初の感動がありました。(後でわかった事ですが、全部で27種類!皆さんと頂いたこの時点では気付きませんでしたが。)
さらに、これは、背筋も伸ばして頂かなくてはと、少し緊張気味に口に運ぶも、アレレ、なんて優しい、そして、なんて懐かしいお味!耳元で、「そんなにかしこまらなくてもいいのよ」と囁かれているようで、つい次に手が伸びてしまうのでした。丁度、この日が8月の最終レッスンだった為、今日までこの幸せを殆ど独り占めしている事をお許しあれ!です。多分、せっせと仕事が出来たのも、この美味しいご褒美があればこそ。暑い日は、氷を浮かべた冷抹茶で、ついもう一服、なのでした。
Iさんからはお母様との微笑ましいやりとりを伺う事も度々です。
お心遣いは大変嬉しく頂戴いたしました。
本当にご馳走様でした。