君の名は？

2009.06.13

古めかしいタイトルと思われそうですが、銭湯を空にした世代ではありません。（笑）ですが、そう訊ねてしまいたくなる雰囲気。『何だと思います？』と、NHK教室のSさんが持って来て下さったドライフラワーの正体はさっぱり分からず、直ぐに降参して答えをお聞きしてしまいました。陶器のような乳白色に中心がほんのりとピンク、少し付いた葉までとっても魅力的なその花は…。実は、『ハナミズキ』！ビックリです。

　　　　　言われてみれば？言われても？

今度は私が出題者になり、得意気に質問します。『これ、ナ～ンダ？』正解したのは、火曜クラスのKさんお一人だけでした。

　　　　　レースを絡めて、貴婦人風（？）ディスプレイ。

とっても希少品ゆえ、アンティークの瓶に挿し入れただけですが、漂う気品に、艶さえ感じます。如何でしょうか。

その佇まいを眺めながら、大昔読んだ太宰治の『斜陽』をちょっと思い出しました。没落し、華やかさは失われても、凛と残るもの…が、少し重なったかな。まぁ、細部はほとんど忘れたので、コメントはここまでです。（トホホ）今年は生誕100年に当たり、作品の映画化も目白押しだそうなので、確認作業はその時にでも。

すっかりドライフラワー作りにハマッテしまったSさん。仕事場はお花だらけだそうですよ。